投資信託は、リスク商品ですので、損失が出る可能性もあります。ただ、損失が出るとしても“許容できる額
以上の損失”は、避けたいところです。“許容できる額以上の損失”を避けるためには、自分が投資する
ファンドの最大損失額の目安を、あらかじめ計算しておく必要があります。しかし、直接的に最大損失額を
計算できる指標は、ありません。ですが、損失に関連する指標に、リスクがあります。リスクは、過去の
値動きの幅を表す指標です。では、投資額に、リスクをかけた計算結果が、最大損失額なのでしょうか?
それは、違います。リスクは、検査結果全体の平均値を基準に、上下の値動き幅の“平均値”を求めた
ものです。“平均値”ですから、検査データの中には平均値より大きい数値もあれば 小さい数値もあった
はずです。では、どうすれば、最大損失額の目安を計算できるのでしょうか?リスクとは、一定期間内に、
どの程度資産の価値が変動したか?を表す指標です。リスクは、標準偏差という数値で表されます。また、
標準偏差は、σ(シグマ)という記号で表示されることもあります。標準偏差とは、統計学の言葉で、
"検査結果全体の平均値"から上下に"どの程度変動したか"をはかる指標です。投資額にリスクの2倍を
かけると、最大損失額の目安を計算できます。投資信託の値動きの幅は、リスク(=標準偏差)で
表されます。リスク(=標準偏差)の2倍の範囲内には、全データの約95%が収まります。したがって、リスク
の2倍が、最大損失額の目安(=95%の確率で、損失はリスクの2倍に収まる)になります。
一般の投資家がFX(外国為替証拠金取引)を始める場合、方法は2つあります。1つはFX業者で口座開設
して、FX会社を通して外貨を売り買いする方法。この、FX業者を通じて外国為替証拠金取引をすることを、
OTC(店頭取引)と言います。OTCとは、「Over The Counter」の略で、FX業者が投資家の窓口になって、
為替取引をする方法です。基本的に、個人投資家が行うFXのほとんどが、店頭取引です。個人投資家が
直接インターバンクで為替取引をするのではなく、FX業者に注文を出す形態の取引です。店頭取引の
場合、FX業者の信頼性が問題になるので、しっかりした業者を選ばないと、万が一の場合、大きなリスクを
背負います。店頭取引の場合、FX業者のリスク管理のためのカバー取引や、売買の具合が一般投資家
には分からないからです。個人投資家がFXをするもう1つの方法は、公設取引所のFX、くりっく365に参加
しているFX業者で外貨を売買する方法です。くりっく365は、店頭取引にはない独自のメリットがあります。
税制の優遇や、参加業者の高い信頼性などがメリットです。一方で、使い勝手に関しては、一癖あるのが
くりっく365。通貨ペアが7ペアと少なく、全て対円ペアばかり。また、売買手数料も店頭取引に比べて割高。
取引コストに関しては、圧倒的にくりっく365が不利です。こうしたFX取引における現実的なメリットは、
今のところ店頭取引に軍配が上がります。FX業者を通じてFXをする方が、実用性が高いことは否定
できません。手数料や通貨ペアなど、実利的なメリットを追う人は店頭取引、信頼性や税制などの安心を
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